オフィスに戻ってもコミュニケーションは解決しない

リモートワークの問題点として「コミュニケーション不足」が取りざたされることが多いです。
報告不足で他の人が何をしているか分からない。雑談が少ない。など。
だからオフィス勤務に戻した方が良いのではと思っている人も少なくない感じがします。

しかし、そんなことは全く意味はありません。オフィスに戻ってもコミュニケーション問題は解決しないことを主張したいと思います。

ちなみに私は完全リモートワークです。昔からリモートワークが好きでした。
なので、そういう人がしゃべっていることを念頭に置いて聞いていただければ幸いです。

解決しない理由
オフィス勤務の問題点
リモートワークでコミュニケーションが問題になるのはなぜか

解決しない理由

コミュニケーションは昔からある問題です。

なぜかコミュニケーション問題を、リモートワークで生まれた新たな問題だと勘違いしている人がいる感じがします。
昔から問題があった証拠を列挙します。

フリーアドレス

フリーアドレスとは座る席を決めずに毎回自由に座れる施策です。
昔はコスト削減が主でしたが、働き方改革でコミュニケーション推進策として、紹介されることが多くなりました。
つまりはコミュニケーションはその頃から課題だったことが分かります。
他にもオフィス緑化やリフレッシュスペースとか。コミュニケーションを増やすための施策は色々と考えられていました。

喫煙者と雑談

リモートで雑談が少なくなったという意見があります。
しかし、こういった言葉を聞いたことは無いでしょうか

タバコ吸っている人達は喫煙室で雑談できて、業務がスムーズになっていて、ずるい。

みんながオフィスで雑談を沢山しているのなら、こんな言葉は出てこないはずです。
この発言があるということは、昔から雑談の機会が少ないということが分かります。

そんな人達がオフィスに戻ったら皆雑談をするとでも思っているのでしょうか。
喫煙者も今後禁煙の会社が増えて、雑談できません。
思い出してほしいです、本当に雑談していましたか？そこから有益なことになったことは何回ありましたか？

退職理由

昔から退職理由の第一位は「人間関係に対する不満」です。
コミュニケーションの問題がないのなら、退職理由の一位になるでしょうか。

リモートワークだと、人間関係が最低限になります。
是非とも数年後、リモートワークが普及した会社の退職理由調査をしてほしいです。
離職率なども分かると良いですね。

事故の理由

報告不足も昔からです。
世にある色々な事故の主要理由の一つに「伝達・報告のミス・不足」があります。
伝えたつもりだったとか、報告タイミングが遅れた・しなかったなど。「報・連・相」ですね。
コミュニケーションが円滑なら「報・連・相」なんて言葉は生まれていないと思いませんか？

あいさつ運動

挨拶はコミュニケーションの大切な要素です。
大きめの企業ならあったでしょう。入口に偉い人がたって挨拶をするやつ
入口ならいいけど、エレベーターの前に立っていて凄いビビった思い出。
そんなことしないと挨拶できない会社が、オフィスに戻ったらみんな生き生きと挨拶するとでも？

以上のことから、コミュニケーション不足は昔からであって、オフィスに戻れば解決するというのは過去も学ばない愚者の夢物語だということです(言い過ぎ感)

オフィス勤務の問題点

オフィス勤務には、問題点が沢山あります。

通勤ストレス

みんな大好き満員電車。電車通勤によるストレスは甚大で、

臨戦態勢の戦闘機のパイロットや機動隊の隊員よりも、会社に通勤する人の方が強いストレスを感じるとの結果が出たという。
https://japan.cnet.com/article/20077623/

大本の記事はコレ。「通勤者 greater stress than 戦闘機のパイロット」です。比較級です。 A ～er than B　です。Bよりもつらいのです。

通勤時間の問題

家から会社まで1時間なら、往復2時間。その間、死んだ目でボーとしているかスマホを凝視している人たち。
着替えや準備にも時間がかかるでしょうし、電車が止まれば地獄絵図。
リモートワークならパジャマで仕事し、終わった瞬間に風呂に入れます。なんなら勤務中に風呂に入れます。実際にするかどうかはあなたのモラルに任せます。